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常夏から真冬の日本へ行く方へ。 体調を崩しにくくする工夫とは

31.10.2023 | コラム

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年中温暖な気候のフィリピン。暖かい気候の現地から冬真っ盛りの日本へご帰国されて、風邪をひいてしまった経験はありませんか?

今回は、急な気温変化のなかでも体調を崩さないようにするための工夫についてお話しします。

 

急に寒い場所に行くと体調を崩してしまう原因

暖かい場所から寒い場所へ移動したときに体調を崩してしまう原因は、体の体温調整の仕組みにあります。

外部の気温が急に変わると、体の中の体温中枢の調節が追いつかず、気温の低下とともに体温が低下してしまいます。そして体温が下がると免疫力や抵抗力が下がり、風邪を引きやすくなってしまうのです。

また、風邪などの原因となるウイルスは乾燥した環境を好むものが多いため、日本の冬の時期はちょうどウイルスが元気な時期といってもいいでしょう。
移動手段である飛行機内も冷暖房による乾燥と締め切りの状態です。ウイルスが繁殖しやすい環境に長時間いることで感染し、体調を崩しやすくなってしまうのです。

一番顕著な例がインフルエンザの流行ではないでしょうか。特に今年は例年よりも早い時期から感染者数の増加が報告されています。10月末時点には前週比1.5倍の感染者がおり、なんと感染者の半数以上が14歳以下の子どもと報告されています。

すでに学級閉鎖や集団感染の報告が後を立たないほか、警報や注意報が発令されている都道府県もあります。
(参照:インフルエンザの患者数 前週比1.5倍に 増加傾向続く|NHK)

 

寒い場所で風邪を引きにくくするための工夫

細菌やウイルスは何百という種類があり、それらと接触しないで生活をすることは不可能です。

感染せず元気に過ごすためには、手洗いやマスクの装着でウイルスを体内に入れない対策が必要です。
また、日頃より免疫力を高めて細菌やウイルスと戦う力をつけておくことが重要でしょう。

免疫力を高めるためには生活習慣の見直しが欠かせません。まず、十分な睡眠をとり、体力を回復し自律神経を整えましょう。

次に体を冷やさないようにしましょう。体温を上げることで免疫力が高まりますので、冷たい飲み物を控え、足浴や湯船につかるなどして体を温めることも有効です。

さらに、野菜や果物からビタミンを豊富に摂取することで、白血球の働きを良くして免疫力をアップさせることができます。ビタミンCを多く含むいちごやキウイ、ブロッコリーなどは特におすすめです。

そして最後に、忙しい年末ではありますが、ストレスをためないこと。ストレスは免疫力を低下させてしまいます。
無理せず気負いすぎずにリラックスして、久しぶりの日本での滞在を楽しみながら寒い日本で元気にお過ごしください。

 

特に冬場の日本で流行りやすいインフルエンザは、予防接種をして対策しておくのも有効です。

気になる方はインフルエンザ予防接種の基本情報についてもチェックしてみてください。

 

ひばりクリニック マニラ院では、インフルエンザ予防接種のご相談やご予約を承っております。
当院の予防接種は、大人の方もお子さまも接種可能です。

また「すでにインフルエンザにかかってしまったかもしれない...」という場合でも、オンライン診察およびお薬のデリバリーが可能です。

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参照リンク

インフルエンザの患者数 前週比1.5倍に 増加傾向続く|NHK

インフルエンザ流行レベルマップ 第42週(10/27更新)|国立感染症研究所

インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(第41週 10/27更新)|国立感染症研究所