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プールに入った次の日に耳が痛い!  外耳道炎の原因と治療法・予防法

28.06.2024 | コラム

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年中暖かいフィリピンでは、海水浴やプールに入る機会が増える方も多いと思います。学校でプールの授業が始まるお子さまや旅行でビーチに出かける機会が増えてくると、外耳道炎をおこす人も多くなります。

今回は、外耳道炎の症状や外耳道炎が発症する原因、そして外耳道炎の治療法や予防法についてお話しします。

 

外耳道炎とは?特徴的な症状

外耳道とは、耳の入口から鼓膜(こまく)までの通路をいいます。この部分に起こる感染症を外耳道炎(外耳炎)といいます。英語では”Swimmer’s ear(スイマーの耳)”」とも呼ばれています。

外耳炎は、外耳部分に水が入った結果、細菌感染して耳の穴の皮膚に炎症が起きるケースが多いです。毎日しっかりと耳掃除をする方や、よく耳を触る方、アレルギー体質の方が外耳炎になることも多く、比較的女性に多い感染症です。

 

外耳炎の主な症状はかゆみと痛み、閉塞(へいそく)感などがあります。食事の際にあごを動かすと痛みが生じることもあります。

そして炎症が強くなると耳鳴りがしたり、口を開けるのが困難になるほど痛みが増したり、耳たぶを引っ張ると痛み出したりすることもあります。
さらに滲出液や耳漏、耳が腫れたような感じ、耳が塞がったような感じ、耳鳴り、などもあります。そこから悪化すると、耳付近のリンパ節が腫れ上がることもあるのです。

 

外耳道炎の治療法

外耳道炎を発症しても通常は12日程度で自然に症状が改善することがあります。ただし放置しておくと外耳炎が慢性化したり、悪性外耳道炎という合併症につながる恐れがあります。
半日〜1日経っても症状が改善しない場合や症状がひどい場合は、早めに医療機関で診察・治療をしたほうがよいでしょう。

 

外耳道炎の治療は外耳道の消毒やステロイド軟膏の塗付、抗生剤の内服などが基本です。
症状が治まったからと言って自己判断で治療を途中で止めてしまったり、医師の許可が出る前にプールに入ってしまったりすると症状が悪化することが多々ありますので、しっかりと医師の指示に従いましょう。

 

外耳道炎の予防法

外耳道炎に感染しないためには、プール、海水浴、シャワーなど水に触れた後にしっかり耳を乾かすことが大事です。

乾いたタオルやティッシュ、綿棒などを使い、面倒だったとしてもしっかり水気をとることが大切です。
綿棒などを使って綺麗にする場合は、耳の中を強く擦ると外耳道や鼓膜を傷つけてしまう恐れがありますので避けましょう。耳の外側と穴の入り口の部分を軽くぬぐう程度で水気をとりましょう。

お子さんの場合は、水気をしっかりとることがおろそかになりがちです。水気をしっかりとるよう保護者の方が気にかける工夫ができると良いです。また、遊泳用の耳栓などを活用するのも有効かもしれませんね。

 

ひばりクリニックでは、外耳道炎や中耳炎などの症状はもちろん、耳の痛みや不快感といった症状に対する診察も可能です。当院の医師の診察後、専門医による治療が必要と判断した場合は専門医をご紹介いたします。

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