医療コラム

目の使い過ぎ注意!

31.05.2026

デスクワークで長時間パソコン作業をしている人やスマホを常に見ている現代人に多く見られる眼精疲労についてお話していきます。「目が疲れる」「目が痛い・重い」といったとき、休憩したり、眠ったりすれば治るのは「疲れ目」、治らなくて、症状が頑固に続くのは「眼精疲労」と医学的には区別されます。

疲れ目は心配には及びませんが、眼精疲労については、ぼやける/かすむ/痛い/充血/目が重い/しょぼしょぼする/まぶしい/涙が出るなどがあります。これらの症状は何らかの手を打たなければ、仕事や環境が変わるといった生活の変化がない限り、自然には治りません。不快な症状がいつまでも続き、その症状がさらに状態を悪化させることもあります。

あたり前のことですが、目は使えば使うほど疲れます。眼精疲労の原因として最も多いのはこの「目の使いすぎ」です。インターネットやスマホの普及により、私たちの'視環境'はますます過酷になっています。また、目の使いすぎ以外にも、ドライアイや精神的ストレスによる影響、かぜ、更年期障害、自律神経失調症、虫歯や歯周病、耳や鼻の病気などで眼精疲労になることも多く、いくつかの小さな原因が重なり合って眼精疲労になってしまうのです。

眼精疲労から体の不調にまで発展してしまい、体の不調から眼精疲労が悪化してしまうという悪循環が生まれてしまうと、慢性的に体調が悪い状態になってしまいます。そうならないためにも、目の周囲を基本的には蒸しタオルなどで温めて血行を良くし、目が充血している時などは冷やしてリフレッシュしましょう。もし、目の疲れに少しでも「おかしい」と異変を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。


著者紹介

島田栄治医師/Dr. Eiji Shimada

島田栄治医師/Dr. Eiji Shimada

Oriental Wellcare Group Founder

放射線科専門医。独立系として国内最大規模の遠隔読影サービス会社を経営し、日本全国250以上の病院から月間1万件を超える読影を受注。また、日本における在宅医療のパイオニアとして、国内最大級の在宅医療特化型医療法人を設立・運営した経歴を持つ。

2014年11月に Oriental Wellcare Group を創業。現在はフィリピン、マレーシア、アメリカの3ヶ国で医療機関を幅広く展開。フィリピンをはじめ、海外で暮らす日本人が安心して高度な医療を受けられる環境づくりに尽力している。